■ Q3-1 独立を考えていますが何から始めたら良いのでしょうか?

「まずはスケジュールを立ててみてはどうでしょうか」





やはり 「計画」 が重要

独立開業を目指し始めた段階では、準備について不明な点だらけ。

具体的な計画を立てようとしてもおそらく無理でしょう。
具体的な根拠がないのですから当然とも言えます。

そのような時は、大まかで漠然としたものでも結構ですから、
とにかく一度「計画」を紙面に書いてみることをお薦めします。

何かが抜けていたって構いません。
色々分かって来るにしたがい、後々計画の修正作業をしていけば良いのです。


ただここで一つ。
遠くない将来ではあるけれど、いずれ独立をすることを視野に入れ
現在は修行中という「潜在的独立希望の方」 と、

すでにある程度の経験があり、現状を打破したいと感じながら、
恒常的に独立の必要性を考えている 「顕在的独立希望の方」 では
スケジュールの実行速度が違ってきます。




情報収集

[ 第1段階 ]

ここで言う 「計画」 とは単に物件探し、退職、開業といった
独立する2〜3ヵ月の短い期間のスケジュールを紙面上に書き出すことだけではありません。

技術や接客に対しての自信は勿論のこと、その他経営者として
これから必要なものを見極めていかなければならない訳ですから、資金、人材管理、
経営知識、その他・・・・あらゆる面で「情報という安心材料」を準備していくこと、
増やしていくことが、実はすでに計画の一部なのです。



その為にはまずは、とにかく 「情報集め」 です。



今は便利な世の中ですから、業界専門誌、先輩美容師さんのアドバイスだけでなく
さらにインターネットでも収集できます。

ただ、注意して欲しいのは一つの”偏った”情報ではなく、同じ事柄に対して
いろいろな所から集めて下さい。

情報が集まるほど、それぞれ 「違うことを言っている」 と気付き、
時には少し混乱するかもしれません。

ただ、そうした意見の違いをあまり深刻に捉えてしまうと、
代えって分からなくなってしまう場合もありますので、あまり悩まないで下さい。


これは、「どれが正しくて・正しくない」のか?というよりかは、
それぞれの状況によって「より適している・適していない」といった違いである、と
思った方が良いかもしれません。

状況によって色々な見方があると言うことを知るだけでも、価値があります。



そして自分のケースには何が合うのか?
その検証は追々して行けばよいと思いますので、まずは収集しましょう!


今現在、「何をしたら・・・・?」と
漠然な不安がある方はこの段階からスタートです!!




すべき事が見えてきます


[ 第2段階 ]

情報が集まるにつれ、これまで見えなかったものが少しずつ見えてきました。
でもまだ不安な部分はいろいろある・・・・これは当然かと思います。


ただ、少なくとも独立開業するに当たって、必用な項目のアウトラインは見えてきたはずです。


では次に、「不安に思っている要素」を片っ端に書き出してみてはどうでしょう。
頭の中だけでは混乱するばかりですから。

資金のこと、物件のこと、内装業者のこと、
その他とにかく何でもです。

こうして、不安要素をすべて洗い出してみると目に見える形で整理できるうえ、
自然に次の目標や目的が見えてきます。あとは順番に一つずつ潰していけば良いのです。

そして、ここまで来ましたら次は直接「実際の現場サイド」ではどうなのか?
といった、情報の裏付けをしてみましょう。

方法は簡単で、直接話を聞いてみることです。
例えば、


 ・ 関係窓口に問いあわせてみる、
 ・ 内装業者に相談してみる、
 ・ 先輩の話を聞いてみる、etc・・・・・


というように実際に行動を起こしてみて下さい。

すると、さらに良くも悪くも色々な「現実」を感じられるはずです。
時には悩むかもしれませんが、そんな時は現実を知ることができて良かったと
前向きに捉えて下さい。
(↑脅かすつもりはありませんが、実は大事です)



こうして、一つ一つの準備から積み重ねられたものが 「計画」 となり、
気付けば様々な不安を軽減してくれるはずです。
初めと比べてかなり、不安が解消されている事と思います。


この段階で、最初に立ててみた「漠然とした計画」に修正を加えていって下さい。




いよいよ本格始動?


[ 第3段階 ]

不安がゼロになることは恐らくないと思いますが、この頃はかなり期待感も膨らみ
自信もついてきました。そろそろ開業に向けた、実際のスケージュールを実行する段階が
近づいていることを感じているかもしれません。

そうした気持ちの面で後押ししてくれるものとして最も影響するのは、
恐らく「自己資金の蓄え」が関係している事でしょう。

また、すでに初期の漠然とした計画と比べてみても、かなり実際に即した
「計画」に修正されてきているに違いありません。



と、ここでちょっと待って下さい!



自信も付いてきたことで多くの方が陥りやすいのは、ご自分の立てた
スケージュール通りに行くだろう、と思いがちな傾向があります。

これには注意が必用です。

いくらご自分では完璧な準備をしたと思っても、
実際は計画通りにはなかなか行かないこともある、という不確定要素も加味して
実際のOPENまでのスケージュールを今一度考えてみてください。


実際にこんな事が起こるかもしれません。


 ・ 在職店のオーナーから引き留めに合う、
 ・ 物件が思うように見つからない、
 ・ 融資の実行が遅れて諸々の契約が遅れる、
 ・ 内装業者の選定に手間取る、
 ・ 求人が思うように集まらない、etc・・・・・


こうした結果、OPEN日の見直しを迫られるような事態になったり
また、逆に諸々の事情でOPEN日の変更が不可で、何とか間に合わせざるを得ない場合
などは、時間がないことですべてにおいて妥協の連続・・・・
といった事態になるやもしれません。



こんな風に書いておきながら矛盾しているようですが、

「あまり深刻になる必用はありませんが、
でも楽観せず、そして気持ちゆとりを持ってご計画下さい」



特に時間や資金的にマージンがあることで、心に余裕ができ少々の計画のずれが
発生した時でも慌てることなく修正できます。
何でもそうですがカツカツでは、ひとたび想定外の事が起きればそれが 「焦り」 を
生みます。


「こんな事もあるかもしれない」
と言うことを、頭の片隅に置いて頂けたら幸いです!





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