■ Q3-2 「物件を借りる前に連絡下さい」とありますがどうしてですか?

「不動産屋さん曰く、他にも借りたい人がいると、急かしてくる事が
ありますが契約を焦ると色々影響が出る恐れがあります」





以前こんな事例がありました。

物件を見て欲しいと依頼があり伺ってみると、スケルトン状態ではありましたが前テナントが飲食系だった痕跡が残っておりました。

そのまま美容室内装の土台とするには余計に予算が必要であり、もし工費を抑えたいとの前提であればはっきりいって適さない物件でもありました。

そこでまず 「きっとオーナーさんは予算をある程度掛けてでもこの場所で営業する大事な理由があるのでは?」 と想像しました。
(立地が良いだったり、既存客を呼べるなど良いバックボーンでもあったり)


しかし実際は違いました。


よくよくお話を聞いてみるとなるべく安く上げたい事、しかも既に契約を済ませてしまった事、を聞かされました。





その場でざっと見積もった最低の金額でもオーナーさんの希望する予算にとうてい収まらず、お聞きした希望とされる内装にするには難しい事が判りました。

さらに残念な事に、実はそこまでこの物件に思い入れはなかったそうです・・・・。

そしてさらに、契約を済ませてしまった事でスケジュール的にも問題になりました。

つまり契約したからには家賃が発生します。
すると一日でも早く工事に入り、一日でもOPENを早めたい・・・・多くの方がそう思うのは当然です。

しかし、当社も前後の予定から最終的にスケジュールが合わない問題もあり、お互いのためにお話しはなかった事に双方が納得してお別れしました。
当社の内装を気に入って頂けていただけに非常に残念でしたが仕方ありませんでした。





このように既に契約を済ませているという事で物件の再考はムリなこと、工事に入れるスケージュールも影響を受けること、使わなくても良い予算を使わざるを得ない物件を選んでしまう事、など多くの制約が足かせになる恐れもあります。

きちんとした思惑・計算があってメリット・デメリットも分かった上で、その物件を選択したのであれば良いのですが、よくよく話を聞いてみたら自分にとってもっと適した物件を探せたはずだったのに・・・・・という事になってしまっては残念です。

契約前であれば、物件をチェックした後で再考が出来ますので、「借りてしまう前にご一報下さい」と、お伝えしたい次第です。


前出のQ2-1と近い内容ですが、この場合も物件に対して少しでも知っておいて頂けたら?といったポイントを事前にお話しできる機会があったら、と強く感じたケースでした。

状況が違っていたらおそらく違う物件を探されて、工事のタイミングも合わせる事ができ、ご縁が出来たのではと今も感じます。


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