■ Q3-5 独立開業に当たって必用な事はどんなことがありますか?

「多岐にわたり色々大変ですが
オーナーになるために頑張って下さい」





●開業資金の準備

*自己資金・・・・・ 計画的な貯蓄が必要になります。すべてにおいて信用度を高めます。
            自己資金だけでは足りない分を、公的融資を利用して補うために重要です。

*公的融資・・・・・金融公庫や自治体の開業資金融資制度のことです。
            計画的な自己資金の準備が出来れば、これらの融資を利用する時の
            「信用度」が上がり、より借りやすくなります。
            
            融資の申請には内装工事見積り、美容機器購入見積り、図面等が必要です。
            綿密な事業計画書と面接により、計画性と熱意、信用性が判断されます。


     −ワンポイント−
           以上を併せた「開業資金」から、物件取得費・内装工事費・美容機器設備購入・
           材料仕入れ・家賃・人件費・水道光熱費・融資返済・雑費・宣伝広告費etc、
           それら当面の運転資金を含む・・・・が賄われます。

           (注) : その他として「親類知人からの借入れ」や、「民間金融機関による
                直接融資」もありますが、ここでは省略させて頂きます。

           *(「金融機関による直接融資」は保証人、担保、実績等が必用になりますので、
             それなくして新規開業時における利用は一般的に難しいためです)




●物件取得の準備


*物件探し・・・・・主に電気・水道・ガスの有無・、容量が美容室向きかどうか
           また、立地・坪数・家賃・保証金・その他賃貸条件などはどうか

*近隣環境・・・・・他店(サロン)の出店状況などチェック
           交通、道路などのアクセス性なども含みます。


     −ワンポイント−
          良さそうな物件と思っても焦って契約しないで下さい。 資金確保と内装業者
          選定を後回しで「本契約」すると開業計画に支障がでる恐れがあります! 

          また必要のない予算が掛ってしまう物件かもしれませんので
          美容室に適する物件か、まずは候補にあげた内装業者にチェックしてもらう
          事をお薦めします。




●内装業者の選定


*内装業者探し・・・・・ネット、美容情報誌、紹介など気になる内装業者に問い合わせてみる

*現調依頼・・・・・ピックアップした物件を見てもらいましょう

*見積り&打合せ・・・・・概算見積り、実際に会い話を聞いてみて信頼できそうな業者か
                判断材料に

*内装工事依頼・・・・・予算&構想、見積りなどを加味して業者決定、そして工事の契約。


     −ワンポイント−
         美容室の設計施工経験のある業者をお薦めします。
         美容室には美容室の動線や設備に対する知識が重要になります。

         インテリア雑誌や美容情報誌などの切り抜き、写真など好みのイメージを
         準備しましょう。
         内装設計者にご自分の好みを伝えられる資料の準備はオススメです。
         イメージの摺り合わせができればその後の提案・お打ち合わせも
         比較的スムーズになるはずです。




●美容機器・設備類の手配


*新品または中古・・・・・美容ディーラー、中古機器販売店から予算や構想にあうものをチョイス


     −ワンポイント−
         椅子や機器類などはやはり新品のほうが誰しもが気分が良いですよね。
         しかし最新機器・設備を取り揃えていくとかなり予算がかさみ、その他の
         予算を圧迫する傾向があります。

         こうした機器類は後で必用な時に「入れ替え」」がしやすい部分です。
         しかし内装は工事が絡みますのでそう簡単にやり直しはできません。
         
         ですから、予算が限られている場合などは、一部差し支えのないものは
         程度の良い中古品を上手に組み合わせ、総合的に予算配分を考慮したり
         初期投資を抑える場合にも有効な手です。
         
         美容機器や設備はすごく充実しているのに、内装の雰囲気のほうが
         「淋しいサロン」では、見ていてチョット哀しい気もします。




●電気・水道・ガスの開設

少なくとも工事着工時には、電気・水道が来ていなければ工事を始めることができません。
着工当日までに東京電力、水道局にTELお願い致します!




●保健所・税務署等への開業届


*保健所・・・・・管轄の保健所に開設届けの申請
          工事前の事前相談に一度伺い、必用書類の受け取り、必用な詳細を教えて
          くれます。
          
          その後、必要書類を取り揃えて再度提出に伺う事になります。

*税務署・・・・・管轄の税務署に個人事業者または法人開業届け


     −ワンポイント−
        美容室完成後は保健所の施設検査があります。
        定められた設備基準をクリアしていないと営業許可がおりません。
        
        通常、美容室の内装を理解している内装業者に工事をお任せするのであれば
        特に心配はいらないでしょう。





●その他の準備



*NTT電話回線申込み・・・・・必要に応じてNET環境なども

*美容商材仕入れ・・・・・消耗材・在庫品等、複数の美容ディーラーさんと取引が望ましいです

*印刷業者・デザイナー・・・・・広告宣伝資料、ロゴデザインなど 
                   自作または外注かにより異なりますが必要性に応じて依頼

*家電品・雑貨品購入・・・・・スタッフルーム内や店内の電気製品・備品・インテリア品など

*スタッフ求人・・・・・面接・教育・シミュレーション、求人広告業者との打合せ

*会計知識・・・・・会計士に頼むか、自分で行うかは別としても会計の基礎知識も

*店名・・・・・お店の顔になります。 悩みますが楽しんでください

*メニュー・料金・・・・・サービス内容、相場、経営を考えた設定

*お知らせ告知・・・・・既存客へのお知らせ、新規客獲得のため近隣挨拶などの対応

*管理美容免許・・・・・従業員(技術者)を雇うなら絶対に必用です。
               取りづらくなってきているとの話も聞きますので、先を見越したアクション
               をして取得しましょう。 一人美容室の場合はこの限りではありません。

*店内セットアップ・・・・・機器や道具の使いやすい配置、収納物の整理整頓、清掃、
                飾り付けなどお客様を迎え入れる為のセットアップ作業





以上、主なものを挙げてみました。

このように、金融公庫、役所、保健所などの関係機関、銀行、不動産屋、
各業者それぞれとの打合せ、物品調達、事務作業、面接作業などなど、
準備を始めてみると当初思っていたよりも改めて身が忙しいと思うはずです。
特に、働きながら開業準備をしなければならない方は何かと大変です。

これ以外にも雑用的なものも含めて、準備は実際に他にもありますが頑張って下さい!



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美容室の独立開業につきましては、当社「美容室独立開業セミナー」をぜひご利用下さい。
まずは何を準備すべきか流れが分かりますので、無駄のない開業計画に役立ちます。


*関連項目 :